要点まとめ

  • Cursor Agent SDKは、AIエージェントのプロンプトをMarkdown、ツールをTypeScriptで記述し、コードとして管理できる開発キットです。
  • Cursorのホスト型インフラにデプロイするか、自分の環境で自己ホストするかを選べます。
  • 内蔵evalsにより、プロンプトやツールの変更ごとに性能変化を測定し、改善を積み上げられます。
  • 導入は公式サイトcursor.comからCursor DesktopまたはCLIを入手し、サインインして始めます。

基本情報

ジャンル・位置づけAIエージェント開発キット(SDK)
対応端末macOS版のCursor DesktopとCLIが中心。詳細は公式サイトで確認
料金公式サイトのPricingでプランを確認
対応言語プロンプトはMarkdown、ツールはTypeScript。UIは日本語切替可
注目ポイントagents as code、ホスト型/自己ホスト、内蔵evals
難易度開発者向け。TypeScriptの基礎知識があると安心
カテゴリ開発・Webツール
作者・提供元Cursor
公式サイトcursor.com ↗
注目度🔥 注目度 27万
最終更新

Cursor Agent SDKとは何か:AIエージェントを「コード」として扱う開発キット

Cursor Agent SDKは、Cursor社が2026年10月26日に公開した開発キットです。最大の特徴は、AIエージェントをチャット画面の設定ではなく、プロンプトをMarkdownファイル、ツールをTypeScriptで記述して「コード」として定義できる点にあります。これにより、エージェントの振る舞いをバージョン管理し、レビューし、チームで再利用しやすくなります。

従来のAIエージェント開発では、プロンプトが散在したり、ツール連携の実装が属人化したりしがちでした。Agent SDKはこの問題に対し、プロンプトとツールを分離して管理する構造を提供します。さらに、ホスト型インフラにデプロイするか、自分の環境で自己ホストするかを選べるため、セキュリティ要件の高い開発現場にも組み込みやすい設計です。

また、内蔵のevals機能により、プロンプトやツールの変更が性能にどう影響したかを測定できます。「なんとなく良くなった」ではなく、数値で比較しながら改善を積み上げられるのが、単なるプロンプト集との大きな違いです。

  • agents as code

    エージェントの定義をコードとして扱えるため、Gitなどで変更履歴を管理し、チームでレビューできます。

  • Markdown + TypeScript

    プロンプトはMarkdownで読みやすく、ツールはTypeScriptで型を明示して壊れにくく書けます。

  • ホスト型と自己ホスト

    Cursorのホスト型インフラに任せるか、自前のサーバーで動かすかを選択できます。

  • 内蔵evals

    変更ごとに評価を実行し、性能の変化を数値で比較できるため、改善の判断がしやすくなります。

Cursor Agent SDKの入手方法と対応環境:公式サイトcursor.comから始める

Cursor Agent SDKの公式ページはcursor.comにあります。公式サイトからmacOS版のCursor DesktopまたはCLIを入手し、サインインして利用を開始します。ページ内にはAgents、Cloud、CLI、Marketplace、Automations、Review、Enterprise、Pricing、Docs、Changelog、Communityなどのメニューが並び、Agent SDKの情報もここから辿れます。

対応端末はmacOSをはじめPCが中心で、ブラウザから公式ドキュメントやChangelogを閲覧できます。画面の言語切替から日本語UIに変更できるため、英語が不安な人も用語を追いやすいです。エージェントはCursorのホスト型インフラにデプロイするか、自分の環境で動かすかを選べるので、社内ポリシーに合わせて構成を決められます。

料金はPricingで確認でき、まず試す導線があります。法人向けにはContact salesやRequest a demoの窓口も用意されています。無料枠の範囲や利用条件は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。

  • 公式サイト

    cursor.comからCursor DesktopやCLIを入手できます。詳細な導入手順はDocsを参照してください。

  • 日本語UI

    画面の言語切替から日本語に変更できるため、英語が不安な人も操作しやすいです。

  • 法人向け窓口

    Contact salesやRequest a demoが用意されており、チーム導入の相談ができます。

エージェントの作り方と運用フロー:Markdown・TypeScript・evalsの回し方

導入は公式サイトからCursor DesktopまたはCLIを入手し、サインインして開始します。エージェントはプロンプトをMarkdownファイルに、ツール(外部処理やデータ取得など)をTypeScriptで記述して定義します。定義したエージェントはホスト型インフラにデプロイするか、自前のサーバーで実行します。デスクトップ画面ではPlan、Mission Control、Ready for Reviewといった進行状態が表示され、タスクの流れを追いながらレビューできます。

内蔵のevals機能により、プロンプトやツールを変更するたびに評価を実行し、性能の変化を数値で比較できます。これにより良くなったか分からない状態を避け、改善を積み上げられます。さらにCloud、Automations、Marketplace、Reviewなど周辺機能が揃い、エージェントの実行・自動化・共有・レビューまでを一連の流れで管理できるのが特徴です。

運用の基本は、変更を一度に一つだけ加え、評価結果が上がったものだけを残すことです。このサイクルを回すことで、再現性の高いエージェント開発ができます。

  • プロンプトはMarkdownで

    見通しよく保ち、変更点を追いやすくします。ファイル単位で管理するとレビューが楽になります。

  • ツールはTypeScriptで

    型を明示して壊れにくくします。外部API連携やデータ取得処理をツールとして切り出せます。

  • evalsで基準を取る

    最初に基準となるスコアを測り、変更前後で比較できるようにします。

  • 自己ホストで制御

    データの扱いを自組織で制御したい場合は自己ホストを選びます。

活用シーンと注意点:どんな開発者に向くか、類似ツールとの違い

Cursor Agent SDKは、AIエージェントをプロダクトや社内ツールに組み込みたい開発者に向いています。特に、プロンプトの変更履歴を管理したい、ツール連携を型安全に書きたい、改善効果を測定したいというニーズに応えます。Automationsで定型作業を自動化し、Cloud上でエージェントを動かし、Marketplaceの連携で機能を拡張できます。Review機能を使えばチームでの改善サイクルも回しやすくなります。

一方で、ノーコードで手軽にエージェントを作りたい人には、MarkdownとTypeScriptの記述が必要なため敷居が高く感じられるかもしれません。また、ホスト型と自己ホストのどちらを選ぶかは、データ管理や運用体制によって判断が分かれます。対応端末や料金、利用可能な機能は変更される可能性があるため、導入前に公式サイトのDocsとPricingを確認してください。

類似の選択肢としては、独自のエージェントフレームワークやクラウドベンダーが提供するSDKがありますが、Cursor Agent SDKはCursorの開発環境と統合されている点、内蔵evalsで改善を測れる点が特徴です。自分の開発フローに合うかを、小さなタスクで試してから判断するのがおすすめです。

  • 向いている人

    TypeScriptで開発し、エージェントの品質を継続的に測りたいチームに向いています。

  • 注意点

    MarkdownとTypeScriptの記述が必要です。ノーコードで完結したい人には不向きな場合があります。

  • 比較の視点

    Cursorの開発環境との統合と内蔵evalsが強みです。他のSDKと比較する場合は、運用体制と測定手法を確認しましょう。

ステップ別ガイド

  1. 公式サイトからCursor DesktopまたはCLIを入手する

    cursor.comにアクセスし、Download CursorからmacOS版のCursor DesktopまたはCLIを入手します。インストール後、アカウントでサインインします。

  2. 最初のエージェントをMarkdownで定義する

    プロンプトをMarkdownファイルとして作成します。既存のプロンプトがある場合は、それをMarkdown形式に変換するところから始めるとスムーズです。

  3. ツールをTypeScriptで記述する

    外部API連携やデータ取得など、エージェントに実行させたい処理をTypeScriptで書きます。型を明示することで、壊れにくく保守しやすいツールになります。

  4. evalsで基準を測る

    内蔵evalsを実行し、変更前の基準となるスコアを記録します。以後、プロンプトやツールを変更するたびに評価を回し、数値の変化を比較します。

  5. デプロイして運用を広げる

    エージェントをホスト型インフラにデプロイするか、自前の環境で実行します。慣れてきたらAutomationsやCloud、Marketplace、Reviewを組み合わせて運用を拡張します。

よくある質問

Cursor Agent SDKは無料で使えますか?

料金は公式サイトのPricingで確認できます。無料枠の有無や条件は変更される可能性があるため、導入前に最新情報を確認してください。法人向けにはContact salesやRequest a demoの窓口も用意されています。

スマホやブラウザから使えますか?

対応端末はmacOSをはじめPCが中心で、Cursor DesktopまたはCLIを入手して利用します。ブラウザから公式ドキュメントやChangelogを閲覧することはできますが、エージェントの開発にはデスクトップ環境が基本です。

プログラミングの知識はどのくらい必要ですか?

プロンプトはMarkdown、ツールはTypeScriptで記述するため、TypeScriptの基礎知識があると安心です。ノーコードで完結したい人にはやや敷居が高いかもしれません。まずは小さなタスクで試すのがおすすめです。

ホスト型と自己ホストはどう違いますか?

ホスト型はCursorのインフラにデプロイして運用を任せる方法で、自己ホストは自分の環境でエージェントを動かします。データの扱いを自組織で制御したい場合は自己ホストが適しています。社内ポリシーに合わせて選んでください。

evalsは何のために使いますか?

プロンプトやツールの変更が性能にどう影響したかを数値で比較するために使います。変更を一度に一つだけ加え、評価結果が上がったものだけを残すと、再現性の高い改善サイクルを回せます。